高知県の歯医者さん「安光歯科」 高知新聞掲載のあしすと健康アドバイス 「インプラント編」のご案内。

あしすと健康アドバイス
インプラントと矯正歯科1
2009. 3.23

 インプラント(人工歯根)と矯正歯科、同じ歯科分野において、この二つは全く違う治療法と考えられます。しかし、今日この二つの治療法をコンビネーションした新しい治療が行われています。

顎の骨を固定源にするインプラント矯正  まずは「インプラント矯正」です。矯正治療においては治療を成功させるために歯の移動を行う際の固定源の確保が極めて重要です。通常、移動させたい歯以外の歯、たとえば大臼歯などに固定源を求めます。さらに、強い固定源が必要な場合は、チンキャップなど患者さんの協力が不可欠な顎外固定装置が用いられます。
このため、従来の固定源では症例によっては治療の限界があり、満足のゆく治療結果が得られない場合があります。

 このような問題を解決するため、骨結合インプラントを固定源として利用した矯正歯科治療が行われるようになってきました。
この方法は、従来の歯芽移動を行う上での多くの臨床症状に有効です。メリットとして考えられるのは次の通りです。

装置やメカニズムが簡単になる
矯正装置の異物感がより少なくなる。
治療期間の短縮
自身の歯に固定源を求める場合と違い、最適な矯正力を動かしたい歯に加えることができ、移動期間が短縮できる。
インプラント体の植立は簡単
かむためのインプラントとは違い、形態が小さなインプラント体なので、植立は簡単です。

 デメリットとして、通常の矯正治療より、やや高額になることと、現在この治療を行っている歯科医院がまだまだ限られているという現状があります。


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