2007年12月1日から2日間に渡って開催された第27回日本口腔インプラント学会 中四国支部学術大会で「脆弱な骨質に対する外科的アプローチ」といった題目でインプラント治療の症例報告を行いました。
71歳の女性で顎の骨が脆弱なため顎の骨を圧縮・拡大してからインプラント治療を行った患者様の症例報告です。
インプラント治療の成否はインプラント本体と顎の骨との結合(Osseointegration)にあり、それは顎の骨の量や骨の質に影響されます。
ところがご高齢の方になると、顎の骨がやせていたり、骨の密度が低下していたりと、治療が難しくなってきます。顎の骨を圧縮したり拡大したりといったインプラント治療を可能にするための治療が必要になったりもします。
顎の骨に問題を抱える患者様のインプラント治療を再考するためにも、良い報告ができたと思います。